北米の暗号株が今回はかなり激しく下落しています。

ブルームバーグのデータによると、2025年の年初から現在まで、米国およびカナダのデジタル資産関連上場企業――マイニング企業やカストディプラットフォームなど――の株価中央値が一気に43%も半減しています。さらに悪いことに、リバウンドの兆しもほとんどありません。

これは単なる株式市場の変動ではありません。背後には、伝統的な資本が暗号業界の現行ビジネスモデルに疑問を抱いていることや、規制という剣がぶら下がっていることが反映されています。端的に言えば、ウォール街の連中はこれらの企業が利益を上げられるとはあまり考えていません。

我々トレーダーにとって、これは何を意味するのでしょうか？暗号世界と伝統金融の間の橋が緩みつつあるということです。これら上場企業の株価が低迷すれば、彼らの資金調達能力や拡大計画に直接影響し、最終的にはエコシステム全体のインフラ構築も足を引っ張られる可能性があります。

さらに注目すべきは、暗号資産そのものの価格動向と、関連上場企業の株価パフォーマンスが明らかに乖離し始めている点です。このデカップリング現象は警告信号であると同時に、業界再編の兆しともいえるでしょう。

提案：資産そのもののファンダメンタルズをしっかり見極め、株式市場の連動効果に振り回されないようにしましょう。