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ROE 20%超え企業が本当に「優良企業」?選株の罠を解く

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ROEって何だ?簡単に言うと

ROE(自己資本利益率)= 会社が株主の投資をどれだけ効率よく使って利益を生んでるかを示す指標だ。

計算式はシンプル:ROE = 純利益 ÷ 自己資本

例えば:A社の自己資本1000万円で200万円の利益を出した → ROE 20%。B社の自己資本1億円で500万円の利益 → ROE 5%。数字だけ見るとA社の方が優秀に見える。

でも待て、ROE神話の落とし穴

バフェットが「ROE一つだけで選ぶなら20%以上の企業」と言ったから、皆が高ROE狙いになった。しかし実はROEが異常に高い = リスク信号かもしれない。

ここが重要:ROE = PB ÷ PE(PB = 株価純資産倍率、PE = 株価収益率)

つまり、ROEを無理に上げようとすると、必ずPBが跳ね上がる。PBが5倍超えたら、その企業に泡沫がある可能性が高い。

例:

  • PE10倍、PB2倍の企業 → ROE 20%(持続可能)
  • PE10倍、PB5倍の企業 → ROE 50%(危険信号)

選株の実践ルール

ROEの「ちょうどいい」レンジ = 15~25%

なぜか?

  • 低すぎる(10%以下)= 経営効率が悪い
  • 高すぎる(30%超え)= 持続不可能 or 泡沫リスク

過去5年間のデータをチェックして、右肩上がりで上昇してる企業が狙い目。2%から4%への上昇は簡単だが、20%から40%への上昇は業界環境が大きく変わる必要がある。

ROA と ROI との違い

ROA(総資産利益率)= 企業のすべての資産(借金含む)がどれだけ利益を生むか

ROI(投資回報率)= 特定の投資案件がどれだけリターンを生むか

ROEはあくまで「株主の投資」に絞った指標。負債が多い企業はROEが高く見えるが、実は財務リスクが高いケースもある。

2023年の異常値から学ぶ

台湾株でROE 167%(永利聯合)、米国株でROE 55000%超え(Travelzoo)って企業があるが、これらは特殊な状況。通常のビジネスで20年続く企業の方がはるかに価値がある。

投資の極意:ROE だけで判断するな。長期トレンド + 業界競争力 + PE・PBバランスで総合判断する。それが勝つ選株術だ。

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