減半からもう半年以上経ったのに、約束されていたスーパーブルマーケットはどこへ？結局ビットコインは高値からいきなり3割も下落して、今は9万ドル付近でもたついているのを見ていると、こっちまで焦る。

でも、よく考えたらこの相場も特に意外ってわけじゃない。市場のムードはまるで絶叫マシンを降りたばかりで、まだ足が震えている状態。そんなときにすぐ「次は上昇か下落か」なんて判断できるわけがない。みんな自分でも分からない状態だ。

今のこの局面は本当に苦しい。みんなが迷っている——乗り遅れたくなくて買いたいけど、高値掴みが怖い。静観したいけど、置いていかれるのも不安。これがサイクルの中で一番消耗する時期で、騒がしく上下動を繰り返して、誰も確信が持てない。

でもお金というものには独自の性格があって、自分で道を見つけるもの。ビットコインが少しでも安定すれば、資金は必ず他の方向に流れ始める。今はイーサリアムのL2プロジェクトを見ても、ロック総額が800億ドルに達しているし、DeFiやAI×ブロックチェーン系も大きな動きがそろそろ出そうな雰囲気。チェーン上のどこかのセクターが盛り上がり始めたら、そこに注目しておけばいい。

マクロの視点だと、ちょっと面白いこともある。FRB（米連邦準備制度理事会）が12月に利下げする確率はもう90%近くになっていて、これはリスク資産にとっては明らかな好材料。インフレが急に暴れなければ、相場は基本的に楽観寄りになりそう。ただし、もしFRBが急に方針転換したら、短期的にはまた大きく揺れるだろう。

テクニカル面では、本当に出来高を伴って上抜けできれば、資金とムードは一気に燃え上がる。逆に上抜けに失敗すれば、またサポートラインを探しに戻ることになる。ここ数日、大口ウォレットの動きや取引量の変化はしっかり注目しておきたい。

今はみんな神経質になっていて、ムードもやや恐怖寄り。でも、こういうときこそ逆に安値拾いのチャンスが生まれやすい。ただしリスクも確かにそこにある——規制政策やプロトコルの脆弱性、どれか一つでも突然表面化すれば、しばらく振り回されることになるだろう。