12月8日未明の市場にはちょっとした動きがあった——BTCやETHといった大物たちが反撃を開始した。

まずビットコインだが、現在は91,300ドル付近に位置している。前日は最高で91,700、最安で87,700まで動いたが、今はEMA15の90,800というレジスタンスも突破している。MACDのヒストグラムも上昇傾向、ボリンジャーバンドのミドルライン89,500も下に押し込んだ。今後さらに上昇できるかどうかは92,600の壁を突破できるかにかかっている。突破できれば上昇が期待できるが、できなければ再び85,000の底を試す可能性がある。上方向では93,600と94,200が強いレジスタンスだ。

イーサリアムもビットコインとしっかり連動している。12月7日には市場が荒れて、ETHは一気に7.5%以上下落し、2,825まで急落した。長期的にはFusakaアップグレードという材料があるが、短期的には大きな流れ次第だ。ビットコインがさらに上げれば、ETHも連れ高になる可能性が高い。ポイントは3,100をしっかりキープできるか、2,800を守れるかだ。

XRPの動きはさらに分かりやすい——完全に連動型の選手。月初に8%以上下落し、現在は2.027付近で推移している。主要通貨が安定すれば、XRPも一息つけるが、そうでなければ1.90というサポートを試すことになるかもしれない。

総じて、短期的には強気ムードが出てきているが、上には次々とレジスタンスが控えている。さらに厄介なのは、まもなく米連邦準備理事会（FRB）の政策金利決定会合が控えていること。このタイミングでは、ちょっとしたニュースでも相場が大きく動く可能性がある。