大学院に通っていた期間、突然虚無主義に陥りました。生活に何の変化もなかったのに、急に人生の意味や社会問題について考え始めたのです……その時、私より10歳年上の先輩が「それは意識が覚醒したんだよ」と言いました。



それが私が初めてその言葉を聞いた時で、ずっと指針のようにしてきました。他に説明が思い浮かばなかったからです。

でも最近、脳科学に関する本を何冊か読んで、ふと気づきました。いわゆる意識の覚醒とは、脳の機能が徐々に完成していく過程に過ぎないのかもしれないと。人の脳の機能は本当に段階的に発達し成熟していくもので、私はずっと軽い顔認識障害と重度の方向音痴でしたが、何となく生きているうちに改善されてきました。大学以前の私はずっと無意識で生きていて、深い印象もありませんでしたが、最近ではたとえ2年前の出来事でもはっきりと覚えています。

実際、これらは3年も経たないくらいの出来事で、時には本当にある経験をどう説明すべきか分からなくなることがあります。
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