ビザ、ステーブルコインのサポートを4つの新しいブロックチェーンに拡大

Visaは、4つの異なるブロックチェーン上に4つの新しいステーブルコインを統合することで、デジタル資産の展開を大幅に拡大しており、従来の金融とブロックチェーンベースの決済をつなぐ重要な一歩を踏み出しています。

戦略的拡大のお知らせ

火曜日のVisaの第4四半期決算発表の中で、CEOのライアン・マクイナーニーは、2つの主要な法定通貨を表すステーブルコインをサポートし、25以上の法定通貨に換算可能にする計画を明らかにしました。具体的なトークンやネットワークは未公開ですが、この動きにより、Visaは既存のUSDC、EURC ( Circle )、PYUSD ( PayPal )、および USDGとの連携をイーサリアム、ソラナ、ステラ、アバランチ上で拡大しています。

ステーブルコインにおける実績

Visaは2020年以降、すでに10億ドル超のステーブルコインと暗号資産の流れを処理しています。主な実績は以下の通りです。

• ステーブルコイン連動カード支出の前年比4倍の成長
• ステーブルコイン決済量の年間換算で25億ドルの規模
• Visa Directのパイロットを開始し、銀行がUSDCとEURCを使って国境を越えた支払いを事前資金化できる仕組みを提供

銀行向けのトークン化資産の提供

今後、Visaは金融機関が自社ブランドのステーブルコインをミントおよびバーンできるようにするトークナイズド資産プラットフォームを導入します。これにより、拡張されたVisa Directの機能と併せて、グローバルな資金移動を効率化し、従来のレガシーシステムへの依存を減らすことを目指します。

この発表は、業界の爆発的な成長と一致しており、世界のステーブルコインの取引量は今や1兆ドルを超え、デジタル金融の基盤層としての役割を確固たるものにしています。

Western Union、2026年にソラナ上でUSDPTを開始

並行して、Western UnionはUSDPTという米ドル担保のトークンを展開し、2026年前半にソラナ上でローンチする予定です。

Anchorage Digital Bankとの提携により発行されるUSDPTは、ほぼ即時で低コストのグローバル送金を可能にし、従来の仲介業者や通貨換算の摩擦を回避します。

ブロックチェーンを活用することで、Western Unionは175年以上続く使命を現代化し、送金を透明でリアルタイムの取引に変革し、主流のステーブルコイン採用を促進する潜在的な触媒となることを目指しています。